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Toggle羊毛フェルト初心者さんでも、可愛くできる 小鳥さんを作ろう
- 羊毛フェルトに挑戦したい!
- でも、なにから始めたらいいかわからない。。。
- 初めてでも作りやすい作品ってないのかな?
そんな風に感じて、二の足を踏んでいませんか??
羊毛フェルトの基本のテクニックに「ボール(丸)」がありますが、フェルトボールが作りたい!とはあまり思わないのではと思います。
そこで、この記事では、基本のテクニック「フェルトボールの作り方」をアレンジしてつくることができる、小鳥さんをご紹介いたします。
初めてでも可愛い鳥さんをつくるには??
鳥のボディは、流線型で 美しい曲線で構成されています。
私は 羊毛フェルト講師として、たくさんの方に羊毛フェルトの作り方を教えてきましたが、初めてのチャレンジで、鳥の形をリアルにバランスよく再現するのは、ちょっと難易度が高いかな〜。。。というのが正直なところです。(どこまで綺麗に仕上げたいかにもよりますが)
とは言え「作りたい」と思うものを 形にするのが手作りの醍醐味!
いきなりそっくりを目指さなくても、楽しみながら本物に近づけていくことなら誰にでもできます♪
今回は、その第一歩として、ぽてぽてしたフォルムが可愛い 「たまご型の小鳥さん」の作り方をお伝えしていきます。♪
基本を覚えたら、いろんな色の羊毛フェルトを使ってアレンジが可能です。インコや文鳥・カナリアなど、あなたがペットで飼っている鳥さんにそっくりなマスコットもつくることができますよ♪
一緒に楽しく作っていきましょうね♪
羊毛フェルトで作る 基本の鳥さん 〜準備編〜
今回は、ぽてぽてしたフォルムが可愛い 「コロコロ小鳥さん」の作り方をお伝えしていきます。
羊毛フェルトが初めての方、ほとんど作った事がない方は、まずは単色のシンプルな鳥さんにするのがおすすめです。
1度作ると、流れがわかるので、アレンジもかなりしやすくなります。
急がず・焦らず、基本から楽しんでいきましょう♪
鳥さんの色を決めよう
シンプルバージョン(単色)の鳥さんは、
①ボディ・②目・③クチバシ・④脚
の、計4色で作る事ができます。
ここでは、7色の鳥さんをご紹介していますが、色の組み合わせで、印象は大きく変わります。
「目の色は黒」「ひよこは黄色」などと、常識にとらわれることなく、自由な発想・あなたのセンスを生かして、お手持ちの羊毛から「4色」選んでみてください。
(お手持ちの色が少ない場合は、ボディとパーツの「2色」でも形になりますよ!)
もし、色の組み合わせに迷って 決められないようなら、ボディの色だけ決めて、形にしてから合わせていってもOKです!
●色合わせについて、もっと詳しく知りたい方はこちら→→
道具と材料を準備
配色が決まったら、材料と、道具を準備します。
主な材料と道具はこちら
・材料(羊毛フェルト2〜4色:ベース3グラム・その他少量)
※おすすめのサイズ感(背の高さが、4〜5センチ程度)の場合の分量です
・フェルティングマット
・フェルティングニードル
その他、指サックや抑え手などはお好みでご準備ください
作品作りを始める前に、必要な道具や材料を揃えておくと作業がスムーズです◎
●羊毛フェルト 基本の道具解説はこちら→→
●羊毛フェルト 使いやすい材料選びはこちら→→
●あると便利な「羊毛パレット」についてはこちら→→
サイズについて
サイズ感は、背の高さが、4〜5センチ程度がおすすめ!
手のひらに、ちょこんと乗って可愛い◎ というだけでなく、
・製作時間(大きな作品は時間がかかる)
・作りやすさ(小さすぎるとパーツの再現が大変になる)
という点からも、初心者さんに最適なサイズ感です。
グラムはあくまで目安ですが、参考にしてくださいね。
製作時間はかなり個人差がありますが、初めてでも60分以内に、慣れれば30分程度で形になります。
いよいよ 小鳥さんを作っていきましょう♪
羊毛フェルトで作る 基本の鳥さん 〜作り方編〜
今回は、羊毛フェルトを卵型に整形したものに、目・くちばし・脚のなどのパーツを差し付けて鳥さんの形にしていきます。
難易度を落としつつも、鳥さんの特徴をおさえて可愛く仕上げるために、ベースは丸型ではなくて、卵型を選びました。
卵型は、羊毛フェルトの基本の整形の一つなので、初心者さんの練習にもぴったりのモチーフとなります。
基本の形が綺麗に作れるようになると、作品のクオリティもググッと上がっていきます!
楽しみながらスキルアップしていきましょう♪
鳥さんのボディをつくる
お好みの色の羊毛を準備したら、早速卵型のベース作りに取り掛かりましょう!
ベースを作る際には、まず、芯を作り、その後で肉付けをするというのが基本です。
この基本に沿って、進めていきましょう!
●羊毛フェルトの基本シリーズ 卵型のつくりかたはこちら→→
①芯になる部分を作る
① 羊毛を整えてから 指で抑えながら、キュッと巻いていく事で、しっかりとした芯ができます。
親指くらいの太さになったら、緩んでこないようにニードルで刺し止めます。
② 続きも同じように力をかけながら、キュッと巻きつけていきます。
適宜、刺しとめながら、進めてください。
③ 端まできたら、巻き終わりを刺しとめ、丸みのある俵型になるように、まんべんなく刺して形を整えます。この後さらに羊毛を足していくので、表面がきれいに整っていなくても次に進んで大丈夫です◎
適度な硬さに仕上げる事で、形崩れもしづらく、長く楽しめる作品ができあがりますよ!
②肉付けをする
④ 羊毛を細長く整えて、先ほど作ったベースに巻きつけていきます。この時も、羊毛を軽く引っぱりながら巻いていきます。包帯を巻くようなイメージで、少しずつずらしながら巻きつけると、卵型にととのっていきます。
⑤ 端まできたら、巻き終わりを刺しとめ、卵型になるように、まんべんなく刺して形を整えたら、ベースの出来上がりです!
この後、パーツをつけていくので、完璧に仕上げる必要はありません。
8割程度(満遍なく刺して、形が整っている状態)で、次の工程に進みましょう。
ボディの作り方 ポイントとまとめ
ベースのポイントは3つ!
- しっかりした芯を作るコト
- 段階的に形を作るコト
- 適宜、ニードルで刺しながら進めるコト
羊毛フェルトは、根気よく刺す事で、きれいな作品に仕上がります。
卵の中心に向かって刺すイメージで、満遍なく刺して整えていってくださいね。
●刺しかたのコツ。フェルティングニードルの扱いはこちらから→→
ベース(卵型)の作り方 まとめ
- 羊毛の端からややきつめに巻き、芯をつくる(親指程度の太さ)
- 巻きが緩まないように、途中で刺し固める
- 残りも同じように巻き、途中で刺し固めつつ、巻き終わりを刺しつける
- 全体をまんべんなく刺して、形を整える(丸みのある俵型)
- 羊毛を足し、あたまとおしりをつくる
- 全体を刺して、形を整える(卵型)
●羊毛フェルトの基本シリーズ 卵型のつくりかたはこちら→→
ザクザクと刺す感触がとっても心地よく、いつの間にか頭が空っぽになって、目の前の作業に没頭できるのも、羊毛フェルトの魅力の一つ。
時間があっという間にすぎるので、予定がある方は時計を気にしていてくださいね 笑
パーツを準備する
ボディがおおまかに仕上がったら、次はパーツの材料を準備しましょう!
パーツの種類と準備
今回は、5種類のパーツを準備します
・目(✖️2)……ごく微量の羊毛をきつめに丸めておく
・くちばし ……少量の羊毛を丸めて軽く刺し固めておく
・羽根(✖️2)…少量の羊毛を取り分けて、軽く形を整えておく
・しっぽ…………少量の羊毛を取り分けて、軽く形を整えておく
・脚(✖️2)……少量の羊毛を丸めて軽く刺し固めておく
羽根を作る
取り分けた羊毛を刺して、羽根の形をつくります。
左右のバランスが大事なので、1つずつ仕上げるのではなく、左右交互に進めるとバランスがとりやすくなります。
刺し固めすぎると、ボディに付きづらくなるので、ふわふわ感は残して、イメージしている大きさよりもやや大きめで留めておいてください。
しっぽを作る
取り分けた羊毛を刺して、尻尾の形をつくります。
後からボディに付けるために、根元はふわふわのまま残しておきます。
尻尾の長さやサイズは、お好みで大丈夫ですが、時々ボディに当ててみて、サイズをみながら調整してくださいね。
小さなパーツなので、指を刺さないように気をつけてください!
必要であれば指サックなどを使って怪我を防止しましょう。
●羊毛フェルトに便利な道具いろいろはこちら→→
パーツをつける
まずは、お顔がつきそうな部分を探します。
卵をくるくる回してみると、なんとな〜くこっちを向いているように感じるところがあります。
まずは、よ〜く眺めて、ここだ!と思うところを見つけてから取り掛かってくださいね!
くちばしをつける
ボディにくちばしをのせて、配置を決めてから、刺しつけていきます。
位置がずれないように抑えながら、2〜3箇所深く刺して 軽く固定します。
一旦 全体を確認して、位置や傾きなどがおかしくないかチェックします。
くちばしの、輪郭をぐるっと一周刺して、しっかり固定します。
出っ張り具合が程よくなるように、形を見ながら刺して整えていきます。
目をつける
目は、作品の命とも言える、とっても大切なパーツです。
配置や大きさでかなり印象が変わりますので、慎重に進めていきましょう。
きつめに丸めておいた羊毛をお顔にのせて、どこに配置すると可愛いか、少しずつずらしながらよく見て決めていきます。
配置が決まったら、1箇所だけグッと深めに刺して、 仮固定します。
先ほど決めた位置に刺せているかチェックして、問題なければ細かく刺してしっかり固定していきます。
左右のバランスが大事なので、片方ずつ仕上げるのではなく、左右交互に進める方がバランスがとりやすくなります。
個人的な好みで羊毛を使用していますが、「刺し目」と言われる既製のパーツもありますので、ツヤツヤした質感が好きな方は、パーツを使うことををお勧めします。
●羊毛フェルトで使うパーツいろいろ 詳細はこちら→→
羽根をつける
ボディに羽根をのせて、位置をよく見てから、刺しつけていきます。
位置がずれないように抑えながら、左右ともに2〜3箇所ずつ 深めに刺して 軽く固定します。
仮固定の状態で、左右のバランスを確認して、位置や傾きなどがおかしくないかチェックします。
位置が良さそうだったら、羽根の輪郭をぐるっと一周刺して、しっかり固定し、反対側も同じようにぐるっと刺して固定します。
左右のバランスと、羽根の形を見ながら刺して整えていきます。
繰り返しになりますが、パーツが左右2つあるものは、左右対称になっていないと、どうしてもバランスが悪く感じてしまいます。片方ずつ仕上げずに 左右交互に進めることで、左右のバランスが整いやすくなります。
脚をつける
配置を決めたら、脚を刺しつけていきます。
位置がずれないように抑えながら、左右ともに2〜3箇所ずつ 深めに刺して 軽く固定します。
これまでと同じように、左右のバランスチェックしてから刺しつけます。
脚は、根元だけ刺しつけるようにすると、立っている鳥さんに、つま先まで刺しつけると、お座りしている鳥さんになります。
お好みのポーズになるように、刺しつけてくださいね。
しっぽをつける
配置を決めたら、しっぽを刺しつけていきます。
ズレないように反対の手で押さえながら、ふわふわのまま残しておいた部分を、お尻に刺しつけていきます。
まずは、2〜3箇所 深めに刺して 軽く固定し、配置を確認してからしっかり固定していきます。
ふわふわの部分をが残らないように、細かく刺して表面をきれいに整えてくださいね!
仕上げと、ポイント
全てのパーツを刺しつけたら、全体を眺めてみてください。
いびつな部分があれば、イメージしている形よりもはみ出ているところを 細かく刺して整えます。
仕上げの工程では、浅めに細かく刺してくださいね。
きれいにつくるためのポイント まとめ
・長く楽しめる作品にしあげるために、適度な硬さ(芯をつくる)に仕上げる
・バランスの取れた作品に仕上げるため、パーツを先に準備する
・パーツをつける時は、形崩れ(刺しすぎ)に注意する
・途中の工程は、完璧に仕上げずに、7〜8割で次に進む
いろんな小鳥さんに チャレンジ 〜アレンジ編〜
慣れてきたら、色を変えたり 模様を刺しつけて、文鳥やセキセイインコ・メジロなどなど…♪
自由にアレンジして、お好きな鳥さんをつくることができます。
仲間をたくさん作って、お部屋に飾ったり、自由にアレンジしてたのしんでくださいね♪
簡単にできる アレンジ例
・色を変えて、カップルの鳥さん
・サイズを変えて親子の鳥さん
・木の枝や、リースに乗せる
・鉢植えと一緒にディスプレイ
・キーホルダーやストラップにアレンジ
などなど・・・。
アイデア次第でいろいろと楽しめますよ♪
鳥好きのお友達に、ギフトとしてプレゼントしてみるのもおすすめです。
ただの羊毛の卵が、鳥さんになる瞬間!わぁ〜♡ってなりますよね♪
大人から子供まで、羊毛フェルト初心者さんでも可愛く仕上がる「簡単シリーズ」
他の作品も、ぜひご覧くださいね♪
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