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Toggle羊毛フェルト作品の仕上がりの硬さは、どのくらいがちょうどいい?
さて今回は、羊毛フェルトのコツシリーズということで、
羊毛フェルト作品の「硬さ」について、よくある質問にお答えします(*´ー`*)
仕上がりの硬さの 正解・不正解
これはとってもよくいただくご質問です
結論としては
A. 硬さに正解はありません
なぜなら、作品の用途や作者の好みで大幅に変わってくるからです。
絶対にこの硬さ!という決まりはありませんが
不正解(適さない硬さ)はあります。
今回は、初心者さん向けに
程よい仕上がりを自分なりに見極めるための
3つのポイントを、ご紹介していきます。
ポイントを抑えて、自分流のスタイルで楽しんでくださいね♪
仕上がりの硬さを変えていますよ♪
やわらかすぎ・硬すぎるとどうなるの?
適切な硬さは、
「どんな作品をつくるか?」
により異なりますが
柔らかすぎると長持ちしません。
せっかく作った作品を長く楽しむためにも
ある程度以上の硬さに仕上げる必要があります。
柔らかく仕上げる メリット・デメリット
柔らかく仕上げるメリットは
- ふわふわ柔らかな質感に仕上がる
- 修正が比較的容易
- 羊毛の量が少なくて済む(材料の節約)
- 時間短縮になる(刺す回数が少ない)
などがあります。
柔らかく仕上げるデメリットは
- 形が維持できない(型くずれの原因になる)
- パーツがしっかり付いていない(壊れやすい)
- 毛羽立ちやすく、ホコリをよぶ(作品が汚れてしまう)
などが挙げられます。
柔らかいと、どうしてもダメージが気になってしまうので
【飾っておくタイプの作品】が向いています◎
柔らかな質感を生かしたい場合には、敢えて 軽く刺す程度にとどめて
ふわふわのまま仕上げるのも素敵ですよ♪
あえて ふわふわのままで仕上げたりしています♪
硬く仕上げるメリット・デメリット
硬く仕上げる場合のメリットは
- 形や、仕上がりの表面が綺麗につくれる
- 作品が丈夫で長持ちする
- 細かい表現ができる
などがあります。
硬く仕上げるデメリットは
- 製作に時間がかかる(沢山刺すほど硬くなる)
- 修正がしづらい(柔らかければ修正はしやすい)
- 針が折れやすくなる(ニードルに力がかかる)
- 材料がたくさん必要になる
などがあります。
【キーホルダーやストラップ、アクセサリーやブローチ】のような
引っ張ったり・擦れたりしやすい作品を作る時は、
気持ち硬めに仕上げるのがお勧めです◎
硬さが違うということは、作品の風合いも変わってきます。
作品のデザインや、用途に合わせて好みの質感に仕上げてくださいね♪
程よく仕上げる3つのポイント
程よい仕上がりのためには
- ベース(土台)づくり
- 羊毛の量と仕上がりのサイズ
- 根気よく刺す
この3つがとても大切です。
ポイント1:ベース(土台)づくり
作品を作る時は、ベースの作り方が大切なポイントです。
羊毛を、ふわふわの状態で差し固めるのではなくて
ある程度の硬さにぎゅっとまとめて から刺し始めるようにすると
作業も早く 仕上がりも良くなるので、とてもスムーズです。
ポイント2:羊毛の量と仕上がりのサイズ
慣れてくると、徐々に感覚がつかめてきますが、はじめは
どのくらいの量で、どのくらいのサイズに仕上がるかが
わからないと思います。
あくまで目安ではありますが、取り分けた羊毛を ギュッ と
まとめてみると、仕上がりの大きさの目安になります。
いくつか作品を作ったら、同じ重さの羊毛と比較してみるの良いでしょう。
※羊毛は軽いので、0.1g単位で測れる 精密なスケールがお勧めです
ポイント3:根気よく刺す
羊毛フェルトは、きれいに仕上げるためにはどうしても時間がかかります。
根気よく・まんべんなく刺すことで、しっかりした美しい作品になりますし
手間ひまかけた分だけ 愛着も湧いてきますよ♪
完璧を求めるより 楽しもう♪
羊毛フェルトは、作品を作るたびに、コツが掴めてくるので
みるみる上達します。
仕上がりの良し悪しよりも、まずは 楽しみましょう(*´ー`*)
個人的な意見ですが、飾っておく作品であれば、
初めのうちは、形(見た目)優先で楽しむのも良いと思います◎
小さな発見があったり、自分の成長を感じたり。
上達する過程も楽しめるのが、手作りのいいところです。
今回ご紹介した、硬さの差や、程よい硬さに仕上げるための3つのポイント
を参考に、楽しみながら自分の好みの硬さを掴んでくださいね♪♪
楽しみながら見つけてくださいね♪
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